心身ともに《豊》な《未來》を!

アラカンからの挑戦

髑髏城の七人を観た

去る13日(火曜日)に友人二人を引き連れて青山劇場に向かった。

震災以来、舞台を観に行くのは初めてで、なんとなく、都内に長居をするのがちょっと怖い気分もある。直下型地震が来ちゃったら帰れないな、とどこかで思っていたりするのだった(実は)…。

でもそんなプチ憂鬱気分を吹き飛ばしてくれるのが新感線の舞台!!

今回も派手に予想通りにガンガン気分を盛り上げてくれちゃいました。

席はF列の左サイド真ん中寄り。
舞台全体を眺めることが出来たし、オペラグラスなしに顔もちゃんと拝見出来た。

一緒に連れていった二人は、そりゃもう大騒ぎ。
どちらも未來さんファンではないから、やれ太一だの、聖子だのと忙しい。

それにしても、太一君と未來さんとの一騎打ち♪ こんなに世にも美しいものが観られるなんてどれだけ幸せなんだろうと思ったよ。

プチマロンは相変わらずプチマロンで、実は「時計仕掛けのオレンジ」を観に行く予定だったのが行けなくなったから久々の舞台での鑑賞だったけど、太もも露わにガンバっておられました。着流しが似合っていたね。

思いがけず、その身体能力とエネルギーに驚かされたのは、何を隠そう勝地涼君でした。リリイシュシュ以来ちょこちょこと出演は気にしてきたけれど、新感線にぴったりはまって、あのテンションを維持していくのは本当に大変だろうとこちらがドキドキするほどに元気いっぱいでした。

最初も最後も彼のテンションの高さがキーポイントでもあるからね。すごく疲れるだろうとお察し致します。でもガンバって!!

高田聖子さま♪♡
彼女が出てきただけであの広い青山劇場全体が不思議なムードに包まれてしまうというのはどういうことだろう。
空気を替えてしまう。
間合いの良さ、つかみの良さ、テンポの良さ。本当に素晴らしいねえ。

未來さんについては、もう楽しんでるとしか言いようがないですね。
セリフの間合いも間延びした言い回しも、玄人の域に達しているし、身体の使い方も自由自在で、歌舞伎的な動きも取り入れていて、本当に美しい。
いじめっ子がどこまでいじめっ子なのか、本当に楽しそう。

逆に押さえた演技で大変なのが太一君。里の主人をしている時の含みのありがちな演技からもそれが窺われます。
立ち回りの美しさは秀でていて、肩の流れるような所作は太一君の独特な世界ですね。

蛮幽鬼を観て以来、ずっと未來さんと太一君の共演が観たいと思ってきたけど、こんなに早くそれが実現してしまって、いかに多くの人がそれを願っていたかがわかりますね。

初髑髏はとにかくお腹いっぱいでした。

次回は…、実は最前列のほぼ真ん中?!での鑑賞となりますので、ちょっと怖いですが…(音量が!!)ガンバって鼻血を出さないようにしたいと思います。