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アラカンからの挑戦

歌舞伎 松本幸四郎でおなかいっぱいな夜

歌舞伎座は建替えのために今さよなら公演をしています。
来年の4月までかな?とりわけ人気のあった演目などがこぞって登場。
歌舞伎なんて高校生の時の歌舞伎の誘い‥みたいな集団観劇以来です(^.^;)


その上今月2回も見てしまいました。


歌舞伎が好きな義母が持っている優待チケットを2枚譲ってもらったのがそもそものきっかけ。特に娘が最近芝居サークルの先輩などの影響で歌舞伎が見たい、見たいと言っていたのでその話を義母にしたところ、「最近は行っても寝ちゃうんだよね〜。だから見てきて欲しいな、替わりに。」ということで六月大歌舞伎の夜の部を2枚。
もちろん、義母からのチケットですから夜の部でもOKということで(笑)


2回の桟敷席にて。

以下長いので畳みます


松本幸四郎染五郎(息子)、金太郎(孫=4歳)による金太郎初舞台お披露目のための演目『門出祝寿連獅子』から始まって愛らしく、ほほ笑ましい雰囲気が漂う。

『播随長兵衛』で片岡吉右衛門仁左衛門兄弟による、町奴と旗本奴の生き生きとしたいさかい物。仁左衛門のオーラってすごいな、と思う。でも娘はその二日前に、芝居サークルの先輩に誘われて「これだけは絶対に見ておくべき」と一幕チケットで『女殺油地獄』を見たばかり。仁左衛門の凄さはこの出し物より「女〜」の方が数倍凄い!と豪語する。

最後は松本幸四郎染五郎親子が奏でる世話物の歌舞伎。『梅雨小袖昔八丈(髪結新三)』新三は本当に悪いヤツでねえ。歌舞伎って本当に悪いヤツが結構出てくるのねえ。その上《狂気》ものが多いなあ。結構好きかも。


いや、すみません。それでも睡魔がちょっと襲ってくる(^.^;) これにはワケが‥。


一つ目と二つ目の出し物の幕間が35分という長さ。ここで夕飯タイムとなる。お弁当を持参するか、歌舞伎座内のお食事処にてお弁当を予約しておくかは人それぞれ。だから結構民族大移動となる。私たちは歌舞伎座外の売店で購入したお弁当を広げる。


桟敷席って二人一組の座敷で、掘りごたつの様に足が降ろせるようになっていて、テーブルがついている。至れり尽くせりだ。ゴミ箱まであるw
悠々自適で小さなお弁当を食べた。予約して作ってもらうお弁当はもっともっと大きなものがたくさんあるけど、この35分にそれを食べきる自信は‥ないな。


ちなみに数あるお弁当の中でも一番値段が張るのは歌舞伎座内の吉兆のお弁当(そこで食べる)は6500円!35分でも6500円(笑)食べきれない程の量のよう。そのお弁当も楽しみで観劇する人もいるというのだから、世の中にはいろんな意味でリッチなお腹をしている人がいるものだ、と思う(^.^;) 


そんなわけでお腹いっぱいな2幕目、3幕目。3幕目にはどうしても睡魔が襲ってくるわけで‥。意味なくともコーヒーなどを飲んでおくべきだったな。


3幕目の世話物はテンポも良く、悪いヤツが出てきてお決まりで、屋号の掛け声もかなりかかって、いい感じ。松本幸四郎の動きも軽やかで、息子の染五郎は美男子だねえ。さっき女形をやっていたと思われる福助が今度は情けない番頭を演じていて、これが本当に女々しい、線の細い番頭なんだなあ。


夜の部は4時半に始まって終ったのが9時20分だった〜〜〜!家に着いたのは11時ちょっと前。それから犬の散歩して‥くたくたやん。