心身ともに《豊》な《未來》を!

アラカンからの挑戦

OUR HOUSE 観てきました!

ええ、アトリエダンカンプロデュースのミュージカルです。
中川晃教さん主演で、ダンカン事務所の豪華キャストで作られた舞台です。


どうして中川晃教さんを観たいと思ったのか…、謎だったんですけども。


思いつけるままに書いてみます。ネタバレしちゃうと思うので畳みますねえ。




ロンドンミュージカルの日本版で、内容はちょっと日本的に変わってます。レミゼか??と思わせるような正直者とずる賢いヤツとの対比。そして、なんと!進行役はレミゼのジャベール&ジャンバルジャンでおなじみの今井清隆氏。死んでしまったお父さんの役で、ある出来事をきっかけに息子、ジョー(中川晃教)を「良心の道」と「外道の道」へ進む二人に分割。その二人のジョーが同時進行でまったく違う人生を歩む話を綴った物語。


とにかく軽快なテンポで、曲は全てマッドネス。舞台装置もさくさく入れ替わり、コミカルな部分も多く、シリアスな話ではあるけれど、アップテンポでかなり軽い感じの作品に仕上がっていたように思います。


私としては、マクベスを観ちゃった後だからかなあ、軽すぎて風に飛びそうな感じもしてしまったの。作品自体の出来も…。それと、初めてです、観客が全て埋まっていない会場でミュージカルを観たのは(^^;;; 後ろの席ガラガラでした。*1 まあ未來さんが出る作品でそういうことはあり得ないけどねえ。*2 でも表現者にとってはたとえ満員でなくても、そこで表現することが嬉しく、お客さんを喜ばせることが楽しいのでしょうから‥。満員でなくても構わない部分ってあるでしょうねえ。自分の中でのショックに揺れたまま書いてます。


主演の中川さん、歌も踊りもうまくて、役柄にぴたっとはまっていて、かわいかったです。相手役の池田有希子さんは細くて折れそうなのにエネルギッシュで歌唱力が抜群でした。


それと悪の道に引きずり込む友人リシーを演じていた池田成志さん。出てきただけで雰囲気を作ってしまう人ですねえ。存在感のオーラを放っていました。



出演は他に坂元健児さん、新納慎也さん、西村直人さんも出ていて、キャストはかなり豪華でしたよ。


坂元さんと新納さんはそれぞれ、主人公ジョーの無二の親友。悪いジョーと良いジョーとで付き合いかたが違う二面性をよく表現していました。新納さんはとてもコミカルな役柄だったんですけど、歌を歌うと声が低くてかっこよかったですぅ。坂元さんは意味わからないまま、最後の場面で上半身裸になってました(^^;;;


とにかくセリフの中にしょっちゅう出演者がらみのミュージカル名などが出てきて、しつこいくらい(?)でした(笑)



新納「エリザベートのDVDを観よう」とか、

坂元「力の強い助っ人が必要だ」
新納「ジャンバルジャンでも呼ぶ?」
坂元「なんか俺その人知ってるなあ。」
新納「電話番号教えて」

とか。


西村さんは本当に器用な方で、バットボーイの時のように、何役もこなしているのですが、それぞれに味わいの違う役柄。どれもコミカルでしたけどね(笑)


ダンスはもうあちこちにちりばめられていて、誰の見せ場があるとかではなく、全員での群舞が多かったですね。主人公の中川さんはもとより、坂元さんのダンスの切れはとても良かったです。新納さんは手足がとても長いので、ちょっと力を抜いている(?)と思わせるような感じも見受けられました?!


他に女性陣は瀬戸カトリーヌさんがとても美しく、ダンスの場面では彼女に目が行ってしまいました。やっぱり体型で抜きんでていると目立つんだなあ〜。


そして最後の最後の場面で私はあることを発見してしまいました。なんでよく知らないのに中川さんを見てみたいと思ったのか。中川さんが客席に対して真横を向いている場面でのガン見にて…。


ああ、この人、うちの妹*3にそっくり(爆爆)

*1:これだけのキャストが出揃っても空席があることに軽くショック。全ての舞台が満員ということではない、舞台の世界は厳しいんだなあと実感

*2:というのは、これまで作品にも出演者にも恵まれてきた未來さんだから思ってしまったことで‥

*3:ハワイでスカイダイビングのインストラクターやってます。しばらく会ってないので懐かしい感じがした(笑)