心身ともに《豊》な《未來》を!

アラカンからの挑戦

松尾スズキの世界〜クワイエットルームへようこそ

はい。私もお仲間に。違和感なく。


まだ見てない方があったら失礼なのでたたみますね。



ほんのちょっと社会性が欠けている行動を取るとこういう世界もあるのか、って妙に身近。仏壇がどうからむのか気になってしかたなかったのに、スプレー仏壇で笑いが止まらない。


ほんのちょっと、ちょっとだけど、すごく、すごく遠い。人間の精神って疲れるし壊れる。なんかこの映画見て変だけど、私はビタミンもらった気がする。なんだかそういうの変だけど。


クドカンって演技がうまかったんですね。初めて知りました。「犬顔家の一族の陰謀」での演技を見て、うまいのか下手なのかさっぱりよくわからないという点で不思議な人だという認識だったけど。(遠くは「世界の中心で愛をさけぶ」の喫茶店のマスター役もしかり)


おしり、すごくおかしかった。安心できるおしりだった。


「うっとおしい」と言う時の表現、よかったよ。


でもさ、でもね、気が滅入るし、重いし、うっとおしいさ、うっとおしいよ。でも夫婦ならうっとおしい部分をよけずにいなくちゃね、と思いもした。身近で、最悪なうっとおしさとの戦いを経て平和を享受している人たち知ってるから。なかなかできるこっちゃない。


でもクドカンはうっとおしいと言った。それはそれで清々しい気分。演出がいいね、松尾さん素敵。


ちなみに今回のこの映画、親子3人で観に行った。夕方6時の回。Pさんちの方のららぽーとの中の映画館にて。開始30分前に到着して、信じられない早さで「とんかつ」を食べた。まさにかきこんだ。

で、ららぽーとの映画館の入り口のファーストフードでコーヒー三つと甘いポップコーンを頼んだ(旦那が)。「Lサイズで」と言うと、若いお兄ちゃんが聞き返す。「え、Lですか?」「(なんだよわからないのか)Lですよ、一番大きいの」


出てきたLサイズのポップコーンに絶句。誰が食べるのさ、たった2時間の間に!


でも終わった時にはからっぽだったよ。娘が真ん中でずーっと食べてました。若いわ。それほど笑いがとれる映画で、安心してポップコーンを食べられました。


紙ちゃんも出ていたんですねー。とってもかわいい看護師さんでした。


やっぱり大竹しのぶさんは魔物です。蒼井優ちゃんは映画人だと実感しました。しりあがり寿さんとか妙な人たちが溢れていてそれはそれでおかしかった。


内田有希さん、デビュー当初からとても好きだったんだけど、一皮むけたねー。ハスキーボイスと今回の役柄がマッチして、とっても淡々としていて良かった。

それにしても患者の皆さん、とてもおっしゃれー。モード学園かと思った。優ちゃんの髪型もすごーいし。きっときっと部屋には洋服ダンスがしっかりあるに違いない。どんだけ費用がかかる病院なんだろう。


片や韓国映画*1ではジフニは動くとおしりがはまっちゃう患者服着せられていたというのにね(笑)同じ精神病院の話でも大違い。あちらのファンタジーでは社会復帰は頭になかったな。完全に違う星の人たちだった。


神経を病んでいる人とそうでない人との差って紙一重。何かのきっかけでどうかなっちゃうような社会に暮らしているんだな。それは神経にかかわる薬とかが安易に手に入る時代だったりもするから。厚生省が認可してきた向精神薬だって、確か十数年前にすでにアメリカでは「薬物依存の傾向あり」の注意書きがあったとかいう話もあったよね??だもの、病気を治そうと思って、気がついたら薬物依存にされてしまった人たちもたくさんいる時代なのです。


やっぱり大竹しのぶさんが一番こわっ!!夢に出てきそうだ、とは旦那の談話。

*1:サイボーグでも大丈夫