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アラカンからの挑戦

ジンガロ千秋楽へ行ってきました

aimee_b2009-03-28



初めてのジンガロ

今回の演目は「バトゥータ」。ベルサイユ乗馬学校の芸術監督(?)のバルタバスが率いるジンガロ劇団。


ギャロップシート(砂かぶり席)の下から三段目だったので、非常に馬と近い席でした。


当日券もちらほら売ってましたが、ほぼ満員。


しかし、あの木場公園の中の特設会場内だけで、数十頭の馬と人間が暮らしていたのかと思うと‥気の毒すぎ。これがパリやロンドンやニューヨークだったら公園内で馬は普通に闊歩できるし、枠に閉じこめられてぎゅーぎゅーしなくて良かっただろうに‥とも思う一方で、安全を考えたらやっぱり枠内で過ごすしかないのかとも。


入場まで時間があったのでジンガロ会場の外を一周してみました。


屋内馬場ってこんな風にパタパタと組み立てたテント(パオ風の形)でいいのか〜〜〜ってびっくり。うちのクラブにも作れないの???とか余計な事を考えてみたり、馬の匂いが全然しないね、といいつつ、厩舎付近でやっぱり馬の匂いがしてなんかほっとしたり(笑)


さて入ってみると真っ正面にエルメス(後援だからね)があったけど、馬具はほとんどなし。エルメスのゼッケン(馬の鞍の下にひくもの)は普通のコットン製のものなのに45000円?!?!うちのパッシェの鞍下の方がまだいいわ〜機能的で(^.^;)、と機能だけで比べるのは野暮ですって、野暮。


おされな人たちが集うカフェにて1時間以上も待機。で、入場時間が来て会場テントへ移動。中へ入るとすでに10頭以上の馬達が真ん中でじーっと立っている。馬の習性をよく利用しているって誰かが言っていたけど、本当によくしつけられた馬達だなあ。


今回のバトゥータは、ひたすら楽しさを演出していると聞いていたけど、その通りで、馬術というよりはサーカスチックな演目でした。


とはいえ、騎乗している人達のお尻の筋肉ったら!!丸馬場でグルグル回るんだけど、そのスピードもすごいし、テクニックもものすごい。鐙(あぶみ)を脱いだり履いたりが秒単位の早業で、あの鐙は加工されてるのか?と疑いたくなる程でした(軽速歩で鐙が脱げそうになる私は比較の対象にならん!!!)。


馬術は馬が7、人間が3と言われているけど、この馬達はこの演目のためだけに調教されているから、再演は不可能だってバルタバス氏が言っていた通り、このために緻密に調教された馬がやっぱりすごい。馬達の入り口は四つあって、ドアが開いたり閉じたりして出たり入ったりするんだけど、舞台から猛スピードで出ていった馬がその奥の待機馬場ですぐに落ち着く様子も見え、さらに違う入り口からすぐに猛スピードで入ってくるそのメリハリに脱帽って感じ。


今回の演目はくっとうを求められるような馬術の細かさではなくて、とにかく明るく、楽しく、派手に演出されていたんだなって思いました。だから楽しかったんだけど、すごかったんだけど、期待していたようなものじゃなかったのが残念。


3ヶ月も日本で公演、お疲れさまでした。皆さん早くフランスに帰りたい〜って言っているような気がしました(笑)