新感線のファンクラブさまさまな席で観てきました。公演二日目の五右衛門。幕が上がる前に流れていたロックな曲が「あれ〜？メタルマクベスにすごく似てるよな〜」な感じでちょっと「？？」
でも見終わってみれば、なんだか爽快な、単純に面白かった〜〜〜！って自分が。新感線って不思議な劇団だわ。
以下ネタバレばりばりのため、畳みます
なんだかメタマクっぽいな〜とじわじわ感じつつ幕が開け、曲調もヘビメタだし、基本の音は同じみたいだし。でも、脚本を書いたのは違う人だけど、そうか演出は同じだし‥とかなんとか弱い頭でグルグルと考えつつ、新感線の世界は始まった。
一幕目、なんだかよく入り込めなかった。風呂敷をどんどん広げちゃって、あれも、これも、それも、どれもってどこへ行き着くのか〜と思いましたね。そうかと思うと、チャンバラバラバラばかりで、音楽はメタマクから離れられない自分がいて、あー同じ劇団の劇を観るってこういうことか、とかなんとか。
未來さんの今回の役も、前回の役と雰囲気似てて。そりゃあ違う人なんだから、違うわけなんだけど、同じ設定のように思えて‥脚本家違うのにな〜って。ただ、美しすぎるってことと、衣装がやけに似合ってますよ〜。なんの場面だったか、船の場面？回転した後の決めのポーズの向きが違ったのか？スペイン人に「そっちを向いてどうする？」風なアドリブ言われて、くるりと向きを変えながら笑っちゃったカルマ王子。あのおかしな人たちの中で笑いをこらえるのって大変だろうなーってつくづく思うよ(_≧Д≦)ﾉ彡☆
要所要所は楽しみつつも、一幕を通して新感線Ｒシリーズは戦いの話なのか？とか余計な邪念に支配されていたりして。独裁（と言われる）人を倒し、誰が継承するか、みたいな話の中身をいろいろ違うスパイスで味付け。カビラさん、右近さんの役どころとか、じゅんさんの役どころとか、笑い満載で、演歌っぽさも出ている味付け。
カルマ王子のいきなりのタップシーンは、その素晴らしさに拍手なんだけど、あんまり唐突で、これもまた入り込めなかった〜〜｡･ﾟ･(ﾉД`)ちょっとセリフ噛んだね？（笑）たぶん、二回目に観に来たらしっかり追いつけるでしょう。
しかし、最後はしっかりまとめあげちゃうのがさすが！それも強引に？（笑）勢いで持っていかれた感じだけど、気分がいい。
二幕目からはぐいぐい入ってしまった。え？幕間にビールを注文したから？コマ劇場って舞台観ながらビールが飲めるんですね〜〜〜驚き！でもビールはトイレが近くなるから気をつけて飲まないと！
高田聖子さんの登場で、一気に気分が盛り上がる！待ってました〜イヨッ！にっぽんいち〜〜〜〜！！全身集中して現場監督の演技に引きつけられました。
ハハハ、すみません、すきっぱらにビールを飲んだもんですから＼(;ﾟ∇ﾟ)/
吉田メタルさんの役とか、新感線の正規の役者さん達、いつもゲストを立てる役柄ばかりでいいの？とか余計な邪念がまたしても〜〜〜〜とはいえ、全体を見渡せば、ぴりりと聞いた小粒のトウガラシがあちこちにちりばめられていて、新感線の役者さんたちが劇をちゃんと締めてるなって感覚も♪ヽ(^-^ )
もうこうなりゃノリノリだ〜〜とばかり、手拍子手拍子足拍子！どっぷり漬かってしまいました。
最後にはなんだかホロリとさせられちゃう、中島＆井上マジックにやられました。一緒に行ったチングは、後でマスカラの状態を確認していたくらい（笑）
初見で、あちこち見落としていると思うけど、とにかくなにより、面白かったね〜〜って観劇後、新大久保のジャジャンハウスでジャジャンミョンを食べながら再度五右衛門を味わいました。
特に今回は古田さんの存在感、改めて感じました〜。しょっぱなからいい感じ。最近、古田さんが出た野田秀樹の昔の「キル」を観たばかりで、かなりその役者っぷりに心酔していたもんで‥。でも今はメタボな方だから、正直、五右衛門役、大丈夫？って思ってたんだけど、やっぱり古田さんの、人を引きつける力というのは凄いな、と実感。
足がほそっ！というのも見どころ？？
書きたい事、山ほどあったんだけど、日にちが経ちすぎて忘れちゃった。そうこうするうちに、土曜日の二回目がやってきます。グッズはＴシャツとストラップとクリアファイルを購入。気をつけないと増えそうな予感。
音源のＣＤってあるのかしら？冠くんのあの歌声にはチングも驚き！メークはちょっと怖かったけど‥。未來さんの歌、とってもよかった。声の出し方が少し変わった？上手くなったなあって思う。
カビラさんって‥。じゅんさんって‥。あのこまやかな、跳ねるような動き。同世代とは思えない。右近さんも近いけどね。なんだか自分も頑張らねば！みたいな気分になりました（笑）
あー面白かった(^ﾛ^)~~♪
