心身ともに《豊》な《未來》を!

アラカンからの挑戦

2回目の観劇、そして

aimee_b2007-05-12


今回は、初見のような「動物色」よりずっと人間ぽい印象を受けて帰りました。あたりまえなんだけどね(笑)実は今、交配のために犬を預かっていて、頭の中や周囲の状況が「本能的」なものに敏感になっていたもんだから(^^ゞ


マチネを見てきました。今回は子供っぽさがまったく見えなかったレオナルドの痛々しさが伝わってきました。月(ナイフ)と黒い男の象徴するものが少し垣間見えてきました。寒くて、冷たくて、熱い、気分でした。


花婿の母がのっけからセリフを噛み噛みで、不必要な間が気になりましたが、ベテランの江波さんですから、それも舞台に必要なものとして流れの中に入れてしまいまいたが。そして、花婿はカマをどさっと落とし、それをぶらぶらしながらセリフを言うのが気になりましたが*1、花婿の人の良さそうな、少し精神が追い詰められている母を守っている姿も痛々しいですね。


レオナルドくん、ちゃぶ台じゃないんだから、テーブルはそういう風にひっくり返してはいけないよ。レオナルドの姑が階段を転げたコップだの、ピッチャーだのを拾って、拭き掃除までしなくてはなりませんでした。中身まだ残ってたのかな?????


今日は5列目の真ん中で、舞台全体がちょっと見渡せるし、役者さんの顔もよく見える位置だったので、前回より落ち着いて見られました。


一緒に行った娘はむしろソニンちゃん演じる花嫁に惚れぼれしていて、本当にかわいいし、演技もうまくてすごい!とべた褒めでした。もちろん、レオナルドに対しては「ひどすぎないか?あれ」と、怒ってました(笑)


暗すぎるので、2回は観たくないそうです。最後の嬉しそうなフラメンコがなかったら、救われないと申していました。本人は長々と書いた感想を、高校時代の同期生で作ったSNSのブログにはアップしているようですが、見せてくれません(^_^;)


残された人は、すべてを引き受けて生きていかなくてはならない、生きていくしかない。そういうメッセージをダイレクトに受けた2回目の舞台でした。

*1:危ないだろー、むしろナイフより